2008年11月29日土曜日

思ったよりもいい加減

ここのところ、政治や経済に興味がある。
といっても、新聞を読んだり書籍を読んだりというレベルだが。

今日読み終えたのがこの本。

資本主義は嫌いですか—それでもマネーは世界を動かす


正直なところ、不勉強なため、恥ずかしながら内容を理解できていないところが多い。
しかし、これから徐々にでも始めていけば意味があると思う。

読み終えた後の率直な感想は、
自分を取り巻く経済及び経済活動が、思ったよりもいい加減だと思った。

この本の中で、サブプライム問題の発生メカニズムと各国の対応を説明している行があるが、
私の理解した範囲では、
経済は、私が思っていた以上に人の感情や心の動きに反応していることに驚いた。
技術屋の端くれの感覚では、経済は、もっとシステマティックに物事が決められ、
流転していると思っていた。

いや、もしかして、本来はシステマティックになっているが、
今回の問題が尋常ではないほど大きすぎて、最終的には人間の感情レベルの判断になっているのかもしれない。

いずれにせよ、
私が思っていたよりもいい加減で、
人間味のある世界であることが分かっただけでも収穫であった。

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