2008年9月16日火曜日

大騒ぎ

今週日曜日から大騒ぎになっているが、リーマン・ブラザーズが経営破綻した。負債総額63兆円。恥ずかしながら、私はこの種のことに関して勉強不足なため、この件に関して分析・洞察などすることはできないが、大きな事件なので自分なりの所感を記録しておこうと思う。

私の分かる範囲で振り返ってみると、日本の山一證券が廃業したことを思い出す。Web で調べたところ、1997年に自主廃業している。負債額3兆円。山一證券の破綻は、法人営業に注力を注いだ為、運用利回り保証や損失補償を迫られ、運用上の足枷が大きかったとある。
一方、リーマン・ブラザーズは、サブプライムローン問題での損失処理による多大な赤字決算となる見通しを公表後、株価が急落し経営破綻した。こちらは個人向けの信用度が低い住宅ローンが引き金ということでよいのだろうか。

ただ今回の場合、負債総額が半端ではないため、世界経済への影響が大きいということぐらいは素人でも分かる。年末に向けてさらに景気は悪化していくのだろう。

いろいろな記事を読む限り、アメリカは、日本がバブル崩壊後の建て直しに10年かかったことを反面教師とし、1年で終わらせようとしているのではないかと思う。いろいろと痛手を被るだろうが、この見切りのよさ・スピードの速さは見習うべきではないだろうか。マーケットの不安に対する対応策として、バンク・オブ・アメリカによるメリルリンチの買収やAIGへの対応などの先手も打っているのもすばやい対応のように思える。

日本の総裁選など早く終わらせて、具体的な経済対策・方針を一刻も早く打ち出し、実行に移して欲しい。


追記
9/17 ロイターのニュースによると、どうやらAIGは公的資金の注入が決まったらしい。
AIGは助けられたけど、リーマンは潰された。どんな基準で決めてるんだろう。

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